建物はコンクリートで囲まれたマッシブな形態を持つ事務所ゾーン、フラットバーによるスレンダーな架構の3層吹抜けのエントランスホールゾーンを配置し空間を対比させた。
事務所部分には北側に開口を設け採光を取り入れ、ホール部分はフラットバーで屋根とガラス壁を支える架構とし開放的な空間としている。
ホール上部トップライトのプリズムルーバー入りガラスは四季の太陽光が空間に注ぐ量をコントロールでき、また事務所とホールを分割する東西の耐震壁を斜めにし、奥を狭くすることにより遠近感を与え間口、奥行きとも広がりを感じさせ、多数のガラスを用い透明感のある空間にした。
敷地面積::837.65㎡
建築面積:455.04㎡
延床面積:1,142.25㎡
構造:鉄筋コンクリート造
規模:3階
受賞:1997年度 第10回日経オフィス賞 近畿ブロックニューオフィス奨励賞