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京都の建築設計事務所 アールセッション

我孫子の家

外観昼景

  • 外観昼景
  • 子世帯ダイニング
  • 子世帯リビング
  • 親世帯リビング
  • 親世帯ダイニング
  • ルーフガーデン
  • 外観夕景

この建物は、大阪のあびこ観音を南東に臨む角地に建つ都市型二世帯住宅であり、敷地の地勢を最大限に生かしながら、世代を超えて長く心地よく住まうことを主題としている。

各世帯は専有の玄関を持ち、1、2階に子世帯、3階に親世帯が住み、1台のエレベーターを共有する。各住戸はエレベーターの運行制御や階段の扉の施錠管理により、分割することも連続させることも出来る。現在は親子二世代で使っているが、将来、1戸もしくは2戸を他者に貸し出すことも想定している。

内部は、南に面する大開口によって開放感が得られ、雁行しながら連続する平面によって変化のある空間が生み出された。

外部には、正方形と黄金比を基調に割付けられた鉄骨スクリーンを設け、スリガラス・アルミルーバー・ヴォイドの3種の表層パターンを用意して、自然の光や風、道路からの視線を制御し、トリミングされた枠から中庭の樹木を切り取って道行く人々を愉しませ、建物の内外で互いに気配を感じられるような、新たな境界面を付加した。

躯体の外側に表情豊かなレイヤーをまとったこの住宅は、後退距離の取れない敷地における一つの特殊解を提示している。

 

敷地面積:184.44㎡

建築面積:128.31㎡

延床面積:382.15㎡

構造:鉄筋コンクリート造

規模:3階

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